2016年4月に「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」が日本遺産に登録されました。(雲南市と安来市、奥出雲町で申請)
日本古来の製鉄法である「たたら製鉄」。約1400年前から近世まで、奥出雲を中心として、たたら製鉄が盛んにおこなわれ、最盛期には全国のおよそ8割の鉄がこの地を中心とした中国山地の麓でつくられていました。
雲南市の「菅谷たたら高殿」は日本で唯一現存する製鉄所跡で、たたらに従事した人々が住んだ集落山内(さんない)が現存しています。
松江藩の鉄師を担った田部家経営の「菅谷高殿」(日本遺産認定)と松江藩の居城「松江城」(国宝)を巡ります。
【用語】 たたら・・・粘土で作った炉に、砂鉄を原料に木炭を燃料として鉄をつくる日本古来の製鉄法 鉄師・・・松江藩に命じられた、たたら製鉄の経営者

A
菅谷高殿(すがやたかどの)
松江自動車道雲南吉田ICより車で約15分
↓車で約1時間(高速道路利用)

B
国宝 松江城(こくほう まつえじょう)
全国に現存する12天守の1つで、2015年に国宝に指定。
↓車で約20分

C
神魂神社(かもすじんじゃ)
国内最古の大社造の本殿で国宝に指定されています。