菅谷高殿

菅谷高殿
菅谷たたら山内の中心にある「菅谷高殿」は、全国で唯一現存する高殿様式で、「国の重要有形民俗文化財」に指定されています。
※入館料のお支払いは「元小屋」で受付をお願いします。
【構造形式】 入母屋造、妻入、こけら葺 平面形が正方形をした建物(こけら葺)で、内部は各隅に配された押立柱(おしたてばしら)が構造場重要な役割を果たしている。押立柱の中心に製鉄炉、その両脇に鞴(ふいご)がある。 奥の中央に砂鉄を置いた「小鉄(こがね)町」、その両側に燃料である済を置いた「炭町」、左右入口の中間に炉を造るための粘土を置く「土町」があり、炉の左右には操業を差配する村下(むらげ:技師長)らが休息した「村下座」「炭坂座」という職人詰所(控え室)がある。また屋根頂部には、創業時に開放する火宇内(ほうち)が設けられている。 吉田村でたたら製鉄が始まったのは鎌倉時代であるといわれていますが、この時代から中世までは[野だたら」といわれる移動式の製鉄法が行われていた。近世に入り吉田村でも高殿を構えて創業が行われるようになると、村内のあちこちで盛んにたたら製鉄が行われ、企業たたらとして隆盛を極めるようになった。 1751年から170年間の長きにわたって創業が続けられ、大正10年最後の操業まで約1世紀もの長い間、世界一ともいわれる高品質の玉鋼を作り出してきた。このことは、この地がたたら製鉄を行うのに最適であったことを意味している。
住所 | 島根県雲南市吉田町吉田1214 |
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定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29~1/3 |
営業時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時まで) |
アクセス | 松江自動車道雲南吉田ICから車で約10分 |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 電話:0854-74-0350 |
金額 | 入館料:大人310円 小・中学生210円 (団体20名以上 大人260円 小・中学生150円) |
ホームページ | http://www.tetsunorekishimura.or.jp/ |
You Tube | 菅谷高殿への行き方は、こちらの動画でチェックできます |